現役外資系コンサル虎の巻【コンサルへの就職・中途未経験の転職希望者必見の情報満載】

コンサルティング業界の実情から採用面接時のポイントまで現役の外資系コンサルタントの視点から切り込みます。たまに時事問題についても語る予定です。

【職場の謎】なぜ「要点から話せないおじさん」は絶滅しないのか?その生態と私たちが取るべき3つのディフェンス

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「……で、結局何が言いたいの?」

職場の会議や日常の報連相で、こんな風に心の中で叫んだ経験はありませんか? 世の中には、結論にたどり着くまでに「昨日の出来事」「当時の経緯」「自分の感情」をすべて順番に話さないと気が済まない、通称「要点から話せないおじさん」が一定数存在します。

彼らは悪気があってやっているわけではありません。しかし、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代の若手や、結論ファーストが染み付いたビジネスパーソンにとっては、凄まじい時間泥棒(タイムイーター)です。

今回は、彼らがなぜ絶滅しないのかという「生態」を解き明かし、私たちがイライラせずに業務を爆速で進めるためのディフェンス術を解説します。

 

なぜ彼らは結論を最後に持ってくるのか?「起承転結の呪い」

彼らの話をビジネスのフレームワーク(PREP法:結論→理由→具体例→結論)で分析しようとすると、完全にバグを起こします。なぜなら、彼らは「起承転結のストーリー」で生きているからです。

  1. 時系列の呪い: 「まず朝一番にA社から電話がありまして、その後10時頃に……」と、自分の体験した順番通りに話さないと、記憶を呼び起こせない。

  2. 頑張ったアピール(プロセス重視): 「結論だけ言うと、自分がサボっていたように思われるのではないか」という不安から、どれだけ苦労したかのプロセスをすべて盛り込んでしまう。

  3. 言い訳の予防線: 悪い報告ほど、結論(失敗したこと)にたどり着く前に、そうなってしまった「不可抗力な理由」を先に説明してマクラを敷こうとする。

彼らにとって、会話とは「情報の伝達」ではなく、「物語の共有」なのです。

「要点から話せないおじさん」に効く!3つの具体的ディフェンス術

彼らの生態を変えることは不可能です。他人は変えられません。だからこそ、こちら側の「聴き方の仕組み」でコントロールするのがスマートなビジネスパーソンの流儀です。

対策1:会話の冒頭に「着地点」の枠をハメる

話し始められた瞬間に、こちらから質問のレールを敷きます。

「あ、その件ですね!結論から言うと、『承認』ですか?それとも『相談』ですか?

最初に「着地点の型」を提示することで、相手の脳内に強引に結論ファーストの引き出しを作らせます。

対策2:クローズド・クエスチョン(YES/NO)で強制終了する

物語が始まりそうになったら、話の腰を折らない程度に「YESかNOか」で答えられる質問を挟み込みます。

「なるほど、つまり現時点ではA社の発注は『確定した』ということで合っていますか?」

相手が「あ、いや、そうなんだけどね……」と続けたとしても、一番欲しかったファクト(事実)はこれで回収できます。

対策3:テキスト(ChatworkやSlack)に誘導する

口頭でのコミュニケーションを諦め、ログが残る形にシフトします。

「すみません、今から会議なので、要点だけ3行くらいでチャットに投げといてもらえますか?」

テキストにすることで、相手も文章を打つ過程で自然と推敲せざるを得なくなり、無駄な贅肉が削ぎ落とされた情報が手に入ります。

まとめ:イライラする前に「ゲーム」として楽しもう

「要点から話せないおじさん」に当たってしまったときは、「また始まった……」とストレスを溜めるのではなく、「いかに早く結論を引き出せるかゲーム」だと捉え直してみるのがおすすめです。

彼らのストーリーテリングな特徴を理解し、こちらがスマートにナビゲートしてあげる。それこそが、現代のデキるビジネスパーソンに求められる、本当のコミュニケーション能力なのかもしれません。

(※あなたの周りにも「要点から話せない人」はいますか?思わず共感したら、ぜひブックマークやコメントで「我が社のあるある」を教えてください!)